アデュラレッセンスのプロフィールと出資した理由

ターファイトクラブのウルトラ3・アデュラレッセンスに出資しました。父・ディープブリランテ、母アデュラリア（母父・クロフネ）の、2014年生まれの牡馬です。アデュラレッセンスのプロフィールと、出資を決めたポイントを紹介します。

アデュラレッセンスの競走馬プロフィール

性別：牡馬
毛色：栗毛
生年月日：2014年2月7日
父：ディープブリランテ
母：アデュラリア（母父：クロフネ）
生産者：ナカノファーム
調教師：栗東・平田修
募集価格：1800万円/200口(1口9万円)

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血統

アデュラレッセンスの五代血統表を確認します。

父のディープブリランテは、ディープインパクト産駒で2012年のダービー馬。500kg前後の馬格があって渋った馬場でも走り、先行して押し切る脚質で日本国内では【3-2-1-0】の成績を収めました。重賞は日本ダービーと東京スポーツ杯2歳ステークスを勝っています。

母のアデュラリアは、ダートの1000〜1400mの短距離で4勝を挙げた馬。アデュラレッセンスは、アデュラリアの第2仔です。アデュラリアの母父、アデュラレッセンスから見て母母父はフジキセキです。

出資を決めた理由

ウルトラ3・アデュラレッセンスについては2016年の夏頃から出資検討を続けていて、入厩直前の2016年末に出資を決めました。出資を決めた理由は主に以下の3つです。

• サンデーサイレンスの3×4
• 母・アデュラリアが4勝馬
• 募集額が比較的安い

サンデーサイレンスの3×4

父・ディープブリランテ、母母父・フジキセキという配合により、アデュラレッセンスはサンデーサイレンスの3×4のクロスを持つ、いわゆる「奇跡の血量」と呼ばれる血統構成となっています。募集馬検討会の際に生産者の中野さんに直接お話を伺ったところ、この配合を意識したということでした。

3×4の奇跡の血量を持つ馬の成功例としては、Haloの3×4でヴィクトワールピサやロゴタイプ、ノーザンテーストの3×4でドリームジャーニーやオルフェーヴル、Northern Dancerの3×4でエルコンドルパサーやメイショウサムソンなどのGⅠ馬が挙げられます。

サンデーサイレンスの3×4の活躍例はまだまだ少ないですが、菊花賞に出走したコスモジャーべ（2016年12月末時点で1000万下）やヴォージュ（2016年12月末時点で1600万下）が3000万円台の賞金を獲得しています。

アデュラレッセンスの兄弟には、1つ上に同じくサンデーサイレンスの3×4となるディープスカイ産駒の牡馬がいましたが、残念ながらデビューできず不出走となっています。近親交配では虚弱体質の子が生まれる可能性が高くなるので、ディープスカイの子は残念ながらダメな方に出たようです。

しかし、アデュラレッセンスはここまで少し筋肉痛や熱発があった程度で入厩直前まで順調に成長しているようでしたし、インブリードのデメリットは少ないと判断しました。

母・アデュラリアが4勝馬

一口馬主DBに母の競走成績と子の成績についての興味深いコラムがありました。

【一口データ研究室】10.母の競走成績と繁殖成績の関係 :: 一口馬主DB

この記事では、母の現役時の勝利数が多いほど、子の勝ち上がり率や平均生涯獲得賞金が高いというデータが出ています。

一口馬主DBに掲載されているグラフを見ると、母が4勝馬の場合の勝ち上がり率は約42%、平均生涯獲得賞金は約1700万円です。母が未勝利や未出走の場合は勝ち上がり率が30%を下回り、平均生涯獲得賞金は1000万円程度なので、母の成績が子の成績に直結している様子が見られます。

アデュラレッセンスの母であるアデュラリアは、中央競馬のダート短距離で降級戦を含む4勝を挙げています。条件戦のみの4勝なので、重賞勝ちを含む4勝馬と比べると評価は落ちると思いますが、十分に期待できるレベルでしょう。

募集額が比較的安い

父父がディープインパクトでサンデーサイレンスの3×4という血統的な魅力と、母・アデュラリアが4勝馬という実績がありながら、募集額は1800万円（200口）と比較的低価格。ディープブリランテの種付け料が安いことと、母の産駒実績がないからかもしれません。

走る要素は詰まっていると思うので、先物買いするには良い価格と考えて出資を決めました。

アデュラレッセンスは2月11日（土）京都ダート1400mでデビュー予定

2017年1月4日の検疫で栗東・平田修厩舎へ入厩したアデュラレッセンスは、1月13日にゲート試験に合格して順調に調教を積んでおり、2月11日（土）のメイクデビュー京都・ダート1400mでデビューを予定しています。鞍上は加藤祥太騎手の予定。

2月1日の1週前追い切りは栗東坂路で53.0-38.9-25.6-13.0、2月8日の直前追い切りでは栗東坂路で53.6-38.3-24.7-12.6を計時しています。

ターファイトクラブの情報によると、直前追い切りのあと平田調教師は「馬格がある分、かなり馬力がある馬です。調教は良く動けているので、調教通りレースでも走れれば、面白いと思っています」とコメントしているようで、初戦から好走が期待できそうです。

不安点としては、新馬戦の登録頭数が多くて除外される可能性があることと、週末は雪の天気予報が出ていて競馬の開催が中止になる可能性がありますが、まずは無事に出走してゴールまで走り抜けてもらいたいと思います。

がんばれ！アデュラレッセンス！